こぼれダネコーナーより
この鉢に昨日初めて姿を見せてくれた「ネジバナ」。お写真のとおり、ピンクの小花が1本の茎のまわりをぐるりと巻きついて咲いている、とても個性的な花です。
日本では雑草にまじってひょっこり咲いていたりします。園芸店に行くと山野草コーナーでときどき見かけますが、特に手をかけなくても平気で咲いてくれる、丈夫な花です。
ランの仲間で、小さなお花をドアップでみると、まさにランの形をしています。
小さくて目立たないので、ねじねじと巻きつくことで個性を出しているのだと思います。
◆ネジバナ 捩花 ◆ラン科ネジバナ族 多年草 ◆学名:Spiranthes sinensis var.amoena ◆英名:Lady's tresses ◆開花期:7月
黄金の百合
ベランダは百合の季節になりました。黄色いかのこ百合がとても調子がよさそうで、たくさんつぼみをつけていましたが、今朝1番花が開きました。
黄平戸百合という品種名で、色鮮やかな黄色いコオニユリです。小さめの黄色い花をうつむき加減に咲かせています。
下を向いていて、なかなかうまくお写真に収まってくれません。もう少し前を向いてくれるときれいにとってあげられるのですが。
改めて見ると、そばかすがいっぱいです。アップよりも少し離れて全体像を撮ったほうが、風情があってよかったかもしれません。
◆学名Lillium ◆ユリ科リリウム族 ◆原産地 北半球の亜熱帯?亜寒帯 ◆
サラベル
最初は横目で見て通り過ぎるだけでしたが、いつのまにか入り浸たるようになりました。5月の下旬にたくさん並んでいた芍薬の花が、盛りを過ぎて安くなったのでつぼみを一本買いました。
家にもってかえってありあわせのびんにさしてリビングルームに置いたら、翌朝にはもう開いていました。
品種名は「サラベル」。フランスの女優さんの名前だそうです。芍薬の中ではピンク大輪の品種として代表格だということが、調べてわかりました。
丸くてコロンとして小さいつぼみでしたが、一晩で花びらの優雅なこの姿は、なかなか感動的です。イングリッシュローズで「セイントセシリア」という品種がありますが、これにそっくりな咲き方です。
香りはほんのりで、甘ったるさのない、そばにおいても全然気にならない香りです。まだ完全に開ききっていないので、しばらくそばに置いて、開ききって散るまでお付き合いをさせてもらおうと思います。
週末の密かな楽しみです。切花というよりは、室内園芸の感覚ですね。
「サラベル」という女優さんはどんな女性だったのでしょう。うすいピンクのドレスが似合っていたのでしょうか。
◆芍薬 エビスグサ、カオヨグサ ◆Paeonia lactiflora ◆牡丹科シャクヤク族 ◆多年草 ◆中国、朝鮮原産
女王様の開花
ハマナシという、日本に自生している原種バラの改良種です。色も香りもまったく同じ。違うのは花びらが八重ということだけです。
じつは「バラのジャム」や「ローズ・ハニー」を作ってみたかったのです。作り方を調べていたら八重のハマナシが一番香りがよく、花びらもたくさんとれるということを知ってどうしても欲しくなり、ずいぶん探してやっと見つけました。
「ハンザ、赤、強香」と札に書いてあったので、赤い花が咲くのかと思っていましたが、ご覧のとおりの濃いピンク。うわさどおりの強香で、ベランダを見ようと窓を開けるととすぐに甘い香りが漂ってきます。
アブラムシの寄り付かない、明るいみどりの葉にたくさんのとげ、つぼみたちを従えて、上を向いて堂々と咲く女王様のような姿です。後に続いているつぼみが開いたとしても、これ以上美しい花が咲くでしょうか。一番花というのは特別なものですね。
◆ハンザ ◆Rosa rugosa(ハマナシ)の改良種 ◆オールドローズ
甘く香るゼラニウムの葉
ハーブの一種です。ピンクのお花は小さいですが、葉にバラの香りそっくりの芳香があります。
はじめて園芸店でこのハーブに出会ったときに、甘い香りに夢中になってしまいました。バラの香りにもいろいろありますが、このローズゼラニウムの葉が持っているのは、甘さがたっぷりの派手な感じの香りです。
乾燥と暑さに強く、お水をあげているだけでぐんぐん育って、始末に困るくらいに大きくなります。あまり大きくなると株分けして2鉢、3鉢と並んでいる光景をときどき見かけます。
お花だけ見ると、かれんな野の花のような風情があるのに、たくましいところや甘ったるい香りを持っているところがなんとも不釣合いなローズゼラニウム。マメに剪定して大きくなり過ぎないように気をつけて育てています。
◆ゼラニウム ◆別名テンジクアオイ ◆多年草 ◆Pelargonium spp.
◆フウロウソウ科ペラルゴニウム族 ◆原産地 南アフリカ

