日本の野草: 2008年12月アーカイブ
冬枯れ野菊
買い物ついでに近所の公園で何か咲いていないかと覗き込んだら、コンクリートの壁づたいにリュウノウギクがささやかに咲いていました。
ベランダでもかつて育てていたことがありますが、いかにも野の花らしい姿の野菊です。背が低いうちは直立していますが、秋になって丈が伸びてつぼみがつき、花が開くと重たくなってこんなふうに垂れ下がります。
直立したままで咲いてくれたら楚々として美しいかもしれませんが、自然のままの姿が似合うので、棒で支えたり紐で縛ったりはしませんでした。公園で見つけたこの花も、ご多分にもれず垂れ下がっていますが、支え棒もなく自然の姿で咲いています。
丈夫でよく咲きますが、ウドンコ病に弱いのが最大の欠点。ベランダで育てていた一株は、粉を吹いたように葉が真っ白になった秋の翌年に姿を消しました。
白い花びらで飾り気がなくて人に好かれるタイプの花なのに、垂れ下がって手がつけられなくなったりウドンコで葉が台無しになったり、損ばかりしていてちょっとかわいそう。冬枯れの中でもこうやって咲いていてくれるのだから、がまん強いのだと思います。
◆リュウノウギク ◆竜脳菊 ◆Chrysanthemum makinoi
◆キク科キク属 ◆多年草

